日経平均+PER水準
日経平均株価の日足。2021年11月22日~2023年1月20日:

描画のラインは、上から
PER14、13.5、13、12.5、12.25、12。
今回は、日経平均株価がどのレンジで動くか、ということに注目した。
この図を見ると、PERとの比較では、「紫⇒青⇒黄⇒赤」と切り下がっていることがわかる。
今後のありそうなシナリオは、主に赤のレンジで推移し、上昇した場合は(この図の青のように)短期的に黄色のレンジに入る、というものだ。赤のレンジとは、「12~12.5」のレンジである。

もちろん、「黄色のレンジに復帰する」というシナリオもあるよ。
1/20(金)時点の値:
PER12.0: 25,738 ※赤レンジの下限
PER12.5: 26,811 ※赤レンジの上限
PER13.0: 27,883 ※黄レンジの上限
モデルによる予想は
自作のモデルの予想は、以下のとおり。

※緑線が予想。値を当てるものではなく、上下の動きを予想するもの。
予想が先行し、株価が後から上昇する、と思っていたが、さにあらず。日経平均株価は、下値を切り下げず上昇に転じた模様だ。今後は、どこまで上昇するのか、ということが焦点になるだろう。
先に大きな下落が見えてきたが(笑)、もう少し先を見てみないと何ともいえない。
上値の目途は?
上値の目途だが、まずは先に述べた通り、
PER12.5: 26,811 ※赤レンジの上限、PER13.0: 27,883 ※黄レンジの上限
さらに、下図もオリジナルのテクニカルだが、

※半日足
日経平均株価はこの図のラインを意識している。
今回のリターンムーブで、この黄色のラインまで上昇すれば、「27,600」程度になる。
まとめると、今回の上値は安い順に、
#1 | 26,811 | ※PER12.5 |
#2 | 27,600 | ※テクニカル |
#3 | 27,883 | ※PER13.0 |
となる。

フィボナッチ的には、「27,400」程度がひとつの目安だね。
わたしの売買戦略は
先週は、先週書いたとおり、PER12.25以下になった「月」・「火」に買った。
買いのルールは先週と同じであり、日経平均株価が、1)PER12.25を超えると買わない、2)PER12.25以下であれば、価格に応じて投資額を決め、淡々と買っていく、ということになる。
※現在は、長期積み立て投資がメイン。短期のキャピタルゲイン狙いの売買は自重している。
おそらく、今週は買い場がないだろう。
今現在は、日経平均株価は「PERの赤のレンジを主にする」と想定している。
なので、そのようなルールにしているが、黄色のレンジに復帰する、ということになれば、買うルールを変えることになる。売買ルールは、合理的な理由があれば、状況に応じて変えた方がいい。
それが、相場に同調する、ということだ。

上げると買いたくなり、下げると売りたくなる、というのが投資家あるあるで、人の心理でもある。このやり方で上手く行くこともあるが、ルールを決めてある程度機械的に売買した方が(感情を排することができ)いいような気もするね。
今週のイベント:
26日(木):
GDP速報(US;10-12月期)、新規失業保険申請件数(US)、「信越化学工業」決算