日経平均株価:今週(2/27~3/3)の見通しを述べます。
日経平均株価は、下降転換しています。下降トレンドにおける上げは、あや戻しの可能性が高くなります。指数に連動する株については、トレンドが上昇に転換するまで、「休むも相場」ですね。
日経平均+PER水準
日経平均株価の日足。2022年3月8日~2023年2月24日:

描画のラインは、上から PER14、13.5、13、12.5、12(点線を除く)。
現在の株価は、引き続き青色のレンジの中にある。
ここ一年ぐらいの日経平均株価の値動きをみると、「黄色のレンジを中心にして上下に振れる」という形になっている。ゆえに、赤のレンジであれば割安、青のレンジであれば割高、ということになる。
現在の株価は、青色のレンジの中にあるので、「割高」と判断している。

EPSが上昇しラインが上昇すれば、現在の割高水準が「実は割高ではなかった」ということになるが、現時点では「割高」と判断することが合理的だよ。
青色のレンジ:PER「13~13.5」、黄色のレンジ:PER「12.5~13」
モデルによる予想は
自作のモデルの予想は、以下のとおり。

※緑線が予想。値を当てるものではなく、上下の動きを予想するもの。
今回の上昇の天井らしきものは見えている。ただ、その先がはっきりしない。下げればわかりやすいのだが、MAにからんでもじもじしている状態だ。もう少し時間がたたないと、どう動くのかはっきりしない。
このモデルを使うときは、日々の上下変動よりも中期トレンドを確認した方がいい。
トレンドを確認してみる
現在のトレンドを確認してみよう。

白線:日経平均株価(日足)、青線:テクニカル
このテクニカルには先行性があり、いち早くトレンドの転換を教えてくれる。
手書きの<青まる>の部分は、下落転換局面において先行性を発揮した部分だ。
このテクニカルの見方だが、青線が20MA(緑線(影付き))を割った時に「下降転換」と判断する。日経平均株価が、20MA(緑線(影なし))を割るタイミングよりも早いことがわかる。
現在は、青線が20MAを割った状態を継続しているので、下降トレンドを維持としていい。

1日~数日先行する。このテクニカルが20MAを割ったら下落に注意だ。
わたしの売買戦略は
先週、「売りの最低条件を満たす場面があれば、ショートを狙う」とした。
そして、金曜日の戻りに対し売りを入れた。これで、二週連続の売り(売り増し)になる。
※下降トレンド内の<あや戻し>と判断した。
損切りを想定しておく
あらかじめショートの<損切り>のことも考えておこう。
損切りは、上記のテクニカルでいえば、20MAを超えたところで準備をし(負けを認識し)、その後の押し目で行うことになる。トレンドができれば、ある程度は継続するので、押し目で躊躇せず損切りすればいい。
ショートでは損切りが必須なので、かならず想定しておきたい。
今週も高いところがあれば、ショートを狙う。

わたしの現在の<売り>の最低条件は、日経平均株価が冒頭のグラフで青色のレンジにあることだ。言い換えれば、「PER13.0以上」ということだね。
今週のイベント:
27日(月):耐久財受注(US)、28日(火):住宅価格指数(US)