日経平均株価:今週(~10/8)の予想をしてみる

日経平均

予想の結果は

先週の予想の結果から確認しよう。

※主要なサイトとの比較。予想レンジの平均値で比べる。

MinMax平均値rank評価
先週の動き287713024029638
Z**299003090030400+7624×
S**298003080030300+6623×
U太(A)297073052230115+4771
U太(B)298433060630224+5862×

評価基準:◎(<100),○(<300),△(<500),×(others)

※緑:(<100)

わたしのA予想のみ「△」。

前回は、中期的なトレンドは変わらず「↑」、短期的なトレンドは、「直近の下落で足を取られた感じ。すぐにどんどん上げていくような形ではない」、「しばらくの間「横ばいする」」、「(25日線より上で)横ばう過程で、20日線を割ることはありそうだ」とした。

さらに、懸念材料として、「VIX指数が、中・長期的なトレンドとして転換しつつある⇒米国株は天井を付けた可能性が結構ある」、「裁定の需給が悪化している」ことを挙げた。



実際の株価の動きは

実際の日経平均株価の動きは、

月)-9、火)-56、水)-640、木)-92、金)-682 合計: -1478  となった。

水曜日に窓を開けて20日線を下回り、25日線を下回る下髭をつけて終える。木曜日も同じような動きでジリっと下げる。25日線が何とかサポートしているようにも見えるが、この2日間でローソク足が「下放れ二本黒」を形成した。そして、金曜日に大きく下げた、という流れだ。

わたしの読みがはずれた分だけ、予想の数値もはずれている。

ポイントは木曜日だった。ここで、「株価は25日線にサポートされた」とみるか、「下放れ二本黒」であり、翌日以降の暴落に注意すべきとみるかで、明暗が分かれた。 わたしは「強いバンドウォーク」からの流れから「前者である」と判断したので、売買タイミングを間違えた。

強いバンドウォークから上昇へ?

これまでは、強いバンドウォークから調整を経て上昇する、というシナリオを描いていた。

まだ、このシナリオが完全に崩れたわけではないが、変調の兆しがあり黄色信号としていい。

9月20日に上げた記事で、「強いバンドウォークからの中・長期的な上昇のシナリオが崩れるとしたら、その原因は米国株の下落になるのではないか」と書いたが、こちらのシナリオが有力になりつつある。

ただし、(悩ましいことに)企業業績をベースにしたテクニカルは、今後の上昇を示唆している。

現在は、とてもむずかしい状況にあり、今後の株価の動きを正しく読める人は誰もいない。実際の株価の動きに同調するしかないんだ。そのために、複数のシナリオを用意しておいた方がいいよ。

比較サイトの予想

主要な比較サイトの「日経平均株価」の今週の予想は、以下のとおりである。

MinMax平均値rank評価
先週の動き287713024028771※終値
Z**285002950029000+229
S**280002950028750-21

参考:日経平均株価CFD:29038

※比較サイトの予想の精度だが、平均で「422」(n=28)のずれがある。



U太の予想は

わたしの予想は、以下のとおり。

MinMax平均値rank評価
先週の動き287713024028771※終値
U太(A)283802910828744-27
U太(B)285452944128993+222

※わたしの予想の精度だが、平均で「355」(n=28)のずれがある。

まず、<中期的なトレンド>をチェックする。

中期的なトレンドは、赤のラインを割り「↓」に転換した。

短期的なトレンド(半日足)も、

赤のラインを割ってはいないが、低迷を表現し下げ基調だ。

懸念すべき材料は

VIX指数+日経平均株価

VIX指数の各MAを描画(中・長期)したものだが、トレンドが上方向に転換している。

中・長期的なトレンドとして転換したので、株価の中・長期トレンドは下げ、短期的に戻ることはあるが、戻りは売られる、という形になりやすい。今後は、米国株については、あまり期待できない。

裁定の需給だが、

棒グラフが上に突き抜ける<異常値>になっている。

金曜日の大きな下げは、この値の影響があるのかも?

この裁定の需給と株価の関係については、わたしは明確な結論を持っていない。まだ、仮説の段階で、こうなると断言することはできない。

ポジティブな話はあるのか?

ここまではネガティブな話ばかりなので、最後にポジティブな話もしておこう。

まず、短期的には「いいところまで下げている」ということがある。

大抵の場合は、(短期的には)今タッチしているベージュのラインで下げ止まる。

あまりないことだが、下げがきつければ、その下の太い茶色のラインまで下がる。そのラインの価格は、金曜日の時点で「28195」程度になる。現時点でそこまでは想定していない。

※ベージュのラインを割り込んでくれば、下のラインまでの下落を想定する必要がある。



今後の上昇を示唆するテクニカルもある。

企業業績をベースにしたテクニカルだが、

各線が上げ基調になると株価は上がりやすく、下げ基調になると株価は下がりやすくなる。現在はGCが起こり始めており、企業の業績面からみると、株価が上がりやすくなる可能性がある。

DC後に1度株価が上昇して天井を付けたように、GC後に1度株価が下落して底を付ける可能性がある。つまり、前回、DC後、1度ふるい落とした(売りを焼いた)後に下落したように、今回も、GC後、1度ふるい落とした(買いを売らせた)後に上昇という形になるかもしれない。

まとめ

全部の予想をまとめると、以下のようになる。

MinMax平均値rank評価
先週の動き287713024028771※終値
Z**285002950029000+229
S**280002950028750-21
U太(A)283802910828744-27
U太(B)285452944128993+222

参考:日経平均株価CFD:29038

比較サイトと似たような予想になったが、全くの偶然である。

前回までのデータ(n=28)によると、

わたしの予想(より当たった方)は、平均で「355」のズレがある。一方、比較サイト(より当たった方)の予想は、「422」である。その差は「67」。現在までは、わたしの予想が勝っている。

※トータル(最小、最大、平均値)のズレを数値化したもの。

以上は、わたしの個人的な考えにすぎない。また、投資を推奨するものでもない。

投資は自己の責任において行ってください。