日経平均株価:今週(~12/10)の予想をしてみる

日経平均

予想の結果は

先週の予想の結果から確認しよう。

※主要なサイトとの比較。予想レンジの平均値で比べる。

MinMax平均値rank評価
先週の動き277532828427965
Z**275002950028500+5354×
S**285003000029250+2852
U太(A)277932850628150+1851
U太(B)279072869028298+3333

評価基準:◎(<100),○(<300),△(<500),×(others)

※緑:(<100)

わたしのA予想が今週も1位になった。「緑」も出たのでいい感じ。

前回は、「今後どこで下げ止まるかが焦点になる」、下値の目途は:

1)28106 PER13.5(金曜日の時点)

2)27350~27480 テクニカル(大きく下げる場合)

3)27200~27630 テクニカル(帯状チャート)

4)27013~27529 予想モデル

とした。



実際の株価の動きは

実際の日経平均株価の動きは、

描画:TradingView

月)-468、火)-462、水)+114、木)-182、金)+276 合計:-722 となった。

終値ベースの最安値は「27753」、CFDベースの最安値は「27357」。下値の目途として予想した数字はCFDを考慮するとまずまず。ただし、終値ベースではもう少し下があってもよかった。

わたし自身は、木曜日に売り玉を(少し早いかも…と思いながら)半分以上買い戻したけれど、金曜日のザラ場で木曜日の最安値を更新したことから、早かったかもしれない。一方、買い玉は当然ながら分が悪い(短期売買はしない)。

現状の分析をする

現状の分析からしてみよう。

まず、<日足のトレンド>だが、

下げ止まってもおかしくない形になっている。

株価の下にベージュの△、赤の○がある程度出たあとで、それが途切れたという形になっている。トレンドラインもかなり下げてきた。普通であれば、今週は反騰ターンに入ります、という形だ。

次に<半日足>のトレンドだが、

こちらも反騰モード。

トレンドライン(紫・黄緑)はある程度下げ、上向きになった。まとめると、日足・半日足ともに、反騰に入ることを示唆している。ネガティブな材料がなく普通であれば、そうなるはずだ。



PERの観点から見ると、

※PER14倍=水色のライン

※青線=PER的に割安・割高を示す

株価が3日間「PER13.5倍」を割り込んだ。下のグラフは、日経平均株価がPER的にどうか(割安・割高)、を示すものだが、ここまでのデータの中ではあるが「割安」の水準にあるとできる。

しかし…だ。

以下のグラフは、日経平均のEPSの推移を示すものだ。

※白の実線=日経平均株価

ここところ、下げに転じてきている。

これが一時的な下げなのか、ピークからの下げの初動なのか、答えは後にならないとわからないが、嫌な下げだ。諸々の状況を勘案すると、(中期か長期かわからないが)後者の可能性がある。ゆえに、ひと目「安くみえる」からといって、値惚れ買いをするのは危険な局面かもしれない。

日経平均のPERの観点から安いと判断して、安易に買うのは危険だということだ。せめてEPSが横ばいになるまで待った方がいいだろう。

下値の目途は?

今回も、下値の目途を予想してみよう。

1)27,885 ※PER13.5(金曜日の時点)

2)27,55027,760 ※テクニカル

3)26,88027,300 ※テクニカル(帯状チャート)

4)27,753 ※先週の終値ベースの安値+予想モデル

予想モデルによる下値は?

予想モデルだが、

二つ目の白○が先週の金曜日。

このグラフは数日ズレるので、大体そのあたりと考えてもらえればいい。

先週の安値が「27753」だったので、同じぐらいまで下げて「W底」を作り、上昇すると予想している。ただし、このモデルは今回の暴落は当てたが、たまたま当たっただけかもしれない(笑)。

念のため、今後も当たる保証はどこにもないことを付言しておく。



比較サイトの予想

主要な比較サイトの「日経平均株価」の今週の予想は、以下のとおり。

MinMax平均値rank評価
先週の動き277532828428029 ※終値
Z**270002850027750-79
S**272002880028000-29

※比較サイトの予想の精度だが、平均で「424」(+7)のズレがある。

U太の予想は

わたしの予想は、以下のとおり。

MinMax平均値rank評価
先週の動き277532828428029 ※終値
U太(A)278092868828248+219
U太(B)276492835828003-26

※わたしの予想の精度だが、平均で「345」(-5)のズレがある。

反騰局面ではある。普通であれば、「29150」程度までの戻りが期待できるだろう。だが、日米とも日柄的な調整が不十分であること、日経平均のEPSが低下していること、メジャーSQ週であることなどを考慮すると、もう一度下振れしたあとで戻ることもあり得る。予想はむずかしいよ。

中期的な上昇確率は

中期的な上昇確率を求める。

この確率は、月曜日に上がる確率ではなく、中期的に金曜日の終値(28029)をどれぐらいの確率で上回ることができるのか?というものだ。

たとえば、20%、10営業日であれば、10営業日中に、2日程度は上回るだろう…というものだ。自動学習により、理屈上は当たる確率が上がっていくように設計している。ただし、バンドウォークのような一方的なトレンドができる場合は、一時的に無力になりやすい。

※まだ、学習が十分ではなく、あくまでも参考程度にしかならない。

中期的に「28029」を上回る確率:93%

まとめ

全部の予想をまとめると、以下のようになる。

MinMax平均値rank評価
先週の動き277532828428029 ※終値
Z**270002850027750-79
S**272002880028000-29
U太(A)278092868828248+219
U太(B)276492835828003-26

参考:日経平均株価CFD:27,771(-258)

前回までのデータ(n=37)によると、

わたしの予想は、平均で「345(ー5)」のズレがある。一方、比較サイトの予想は、「424(+7)」である。その差は「79(+12)」。現時点では、わたしの予想が勝っている。

※トータル(最小、最大、平均値)の予想値と実際の値のズレを数値化したもの。

※より当たった方どうしの比較。

以上は、わたしの個人的な考えにすぎない。また、投資を推奨するものでもない。

投資は自己の責任において行ってください。