予想の結果は
先週の予想の結果から確認しよう。
※主要なサイトとの比較。予想レンジの平均値で比べる。
Min | Max | 平均値 | 差 | rank | 評価 | |
先週の動き | 28752 | 29774 | 29332 | |||
Z** | 29500 | 30200 | 29850 | +518 | 4 | × |
M** | 29200 | 30200 | 29700 | +368 | 3 | △ |
U太(A) | 29106 | 29942 | 29524 | +192 | 1 | ○ |
U太(B) | 29221 | 30013 | 29617 | +285 | 2 | ○ |
評価基準:◎(<100),○(<300),△(<500),×(others)
※緑:(<100)
わたしの予想はまずまず。
前回は、「トレンドは上だが上昇基調は強くなく、調整が入ってもおかしくない状態」、「前回の高値(29961)を抜くのは厳しそう」、PER的には、「上げも下げもあり得るので、どちらとも言えない」とした。調整を想定していたので、予想を外さなかった、ということになる。
実際の株価の動きは
実際の日経平均株価の動きは、

月)+28、火)N/A、水)-471、木)+197、金)-748 合計:-994 となった。
チャート的には、水曜日の下落に変調の兆しが見え隠れしており、金曜日の下落で変調が明確になった、という流れになる。CFDはさらに下落しており、今後どこで下げ止まるかが焦点になる。

暴落の様相を呈していることから、締め付けられるような不安に苛まれている投資家も多いと思う。こんな時は、特に冷静に相場を見て分析することが必要になるよ。暴落のケーススタディである、ぐらいの気持ちで相場に向かい合おう。
現状の分析をする
現状の分析からしてみよう。
まず、<日足のトレンド>だが、

赤と青が交錯し始めた。
株価が下抜け、上昇トレンドはくずれた。ダブルトップ、トリプルトップにも見える。株価の下に赤点が出現。前回の大きな下げでは、赤3で下げ止まったので、今回もそれぐらいが目安になる。

トレンドライン(紫・黄緑)の調整が進んでいる。
前回、「紫線は低下したが、以前の動きからみるとまだ高い水準にある。さらに、株価が上がっているにもかかわらず、下がっていることはやや気になる」と書いたが、懸念が当たってしまった。
調整は進んでいるが、黄緑線が赤線を明確に割り込み、もう少し下げてもいいと思う。
次に<半日足>のトレンドだが、


リボンチャートは、日足に先駆けて「赤<青」に転換。
トレンドラインについては、前回「紫線がトリプルトップになるかもしれない形を見せている」と書いたが、予想どおりトリプルトップなってから下落に転じている。両線とも下げる余地がある。
PERの観点から見ると、

※PER14倍=水色のライン

※青線=PER的に割安・割高を示す
株価が「PER14倍」を割り込んできた。下のグラフは、日経平均株価がPER的にどうか(割安・割高)、を示すものだが、ここまでのデータの中ではあるが「割安」の水準にあるとできる。

ただし、最悪の下落を考えると、PER11倍程度まである。あくまでも、最近の動きの中では割安である、ということだよ。
下値の目途は?
下値の目途を予想してみよう。
1)28106 PER13.5(金曜日の時点)
2)27350~27480 テクニカル(大きく下げる場合)
3)27200~27630 テクニカル(帯状チャート)
前回の大きな下げでは、「PER13.5」がサポートラインになった。ゆえに、まずは「28106」とする。ただし、執筆時のCFD、日経先物(ラージ)は、すでにこの値を下回っている。
次に、今回はそこそこ大きな下げになる、と想定した場合、下値の目途は「27350~27480」となる。これは終値ベースの話だが、ザラ場ではもっと安いところがあってもおかしくない。
最後に、帯状チャートからみた下値は、「27200~27630」になる。このチャート的に前回の大きな下げ並みになる、とすると、「27200」あたりがあっても、何らおかしくない。
予想モデルによる下値は?
予想モデルだが、

白○が金曜日だが、ズレがあるのでもうひとつ進ませた位置が金曜日とした方がしっくりくる。
少し前からこのモデルは暴落を予想していて、(わたしはそれほどこの予想モデルを信用しているわけではないので)もしかしたらあるかもね…ぐらいに思っていたのだが、今回はあった。
このモデルによると、今回の下値は、前々回と前回の下値の間ぐらいに落ち着きそうだ。つまり、終値ベースで「27013~27529」ということになる。上の2),3)ともかぶる。
今一度、下値の目途を整理すると、
1)28106 PER13.5(金曜日の時点)
2)27350~27480 テクニカル(大きく下げる場合)
3)27200~27630 テクニカル(帯状チャート)
4)27013~27529 予想モデル
参考:金曜日の終値:28751, CFD:28032, 先物(ラージ):27850
となる。
比較サイトの予想
主要な比較サイトの「日経平均株価」の今週の予想は、以下のとおり。
Min | Max | 平均値 | 差 | rank | 評価 | |
先週の動き | 28752 | 29774 | 28751 | ※終値 | ||
Z** | 27500 | 29500 | 28500 | -251 | ||
S** | 28500 | 30000 | 29250 | +499 |
※比較サイトの予想の精度だが、平均で「417」(±0)のズレがある。
U太の予想は
わたしの予想は、以下のとおり。
Min | Max | 平均値 | 差 | rank | 評価 | |
先週の動き | 28752 | 29774 | 28751 | ※終値 | ||
U太(A) | 27793 | 28506 | 28150 | -601 | ||
U太(B) | 27907 | 28690 | 28298 | -453 |
※わたしの予想の精度だが、平均で「350」(-3)のズレがある。
中期的な上昇確率は
中期的な上昇確率を求める。
この確率は、月曜日に上がる確率ではなく、中期的に金曜日の終値(28752)をどれぐらいの確率で上回ることができるのか?というものだ。たとえば、20%、10営業日であれば、10営業日中に、2日程度は上回るだろう…というものだ。自動学習により、理屈上は当たる確率が上がっていくように設計している。
ただし、バンドウォークのような一方的なトレンドができる場合は、一時的に無力になりやすい。
中期的に「28752」を上回る確率:98.1%

今回は、下への一方的なトレンドができそうなので、10営業日程度のスパンでは当たらないと思う。
まとめ
全部の予想をまとめると、以下のようになる。
Min | Max | 平均値 | 差 | rank | 評価 | |
先週の動き | 28752 | 29774 | 28751 | ※終値 | ||
Z** | 27500 | 29500 | 28500 | -251 | ||
S** | 28500 | 30000 | 29250 | +499 | ||
U太(A) | 27793 | 28506 | 28150 | -601 | ||
U太(B) | 27907 | 28690 | 28298 | -453 |
参考:日経平均株価CFD:28,032(-719)
前回までのデータ(n=36)によると、
わたしの予想は、平均で「350(ー3)」のズレがある。一方、比較サイトの予想は、「417(±0)」である。その差は「67(+3)」。現時点では、わたしの予想が勝っている。
※トータル(最小、最大、平均値)の予想値と実際の値のズレを数値化したもの。
※より当たった方どうしの比較。
以上は、わたしの個人的な考えにすぎない。また、投資を推奨するものでもない。
投資は自己の責任において行ってください。