日経平均株価:今週(~9/10)の予想をしてみる

日経平均株価のトレンド 日経平均

予想の結果は

先週の予想の結果から確認しよう。

※主要なサイトとの比較。予想レンジの平均値で比べる。

MinMax平均値rank
先週の動き277892912828400
Z**272502795027600-8003
S**272002800027600 -800 3
U太(A)272742796927621-7792
U太(B)273492813027739-6611

先週に続き、平均値ベースではすべて外している。

※「500」以上外れると予想としては役に立たないので、<はずれ>とする。

前回は、1)中期的なトレンドは↓のままだが、トレンドを表す両線がフラットな状態になっており、これまでとは模様が変わってきている、2)半日足のトレンドから、株価は上に行きたがっているように見える、3)裁定の需給がよくないので、「ここからどんどん上げることができるのだろうか?」と疑問を呈した。

結論として、「もう一段上に行き、そこで(需給が改善するまで)もみ合うか、そこから下げるのではないか」、「需給の改善がないと、継続して上げることはむずかしいと思う」とした。

また、「出来高にも注意する必要がある」とした。



実際の株価の動きは

実際の動きは、

月)+148、火)+300、水)+361、木)+92、金)+585 合計: +1487  となった。

政局という日本固有の材料が株価に影響し、バンドウォークに発展して爆上げしたわけだが、この上げを事前に予想することは不可能だ。始まってからでないと、わからない類の動きである。

※気付くのが早い・遅いはある。

需給が重しになるのでは、という懸念がどうだったかと言うと、

最新の9月1日のデータでは、(値は低くないが)取り組みが劇的に改善している。

前回は、ピークを付けた後、株価は素直に下がったが、今回は逆行しているように見える。

※バンドウォークするときは、こんな感じになるのだろうか?

先週できたことは、火曜日の大陽線で下げの拒否を明確にしたため(この時の出来高の確認がとても大事)、その時点でバンドウォークのシナリオを想定することだ。そして、買えなくても逆張りの売りを入れないことだ。

強いトレンドに逆らってしまうと、コツコツ貯めた利益を一気に吹き飛ばすことになる。

大陽線が出た場合は、「上へのコンセンサスではないか」と考えることが大事だよ。その際は、1)出来高、2)大陽線が出た位置・その時のトレンド、をチェックしたい。

比較サイトの予想は

主要な比較サイトの「日経平均株価」の今週の予想は、以下の通り。

MinMax平均値rank
先週の動き277892912829128※終値
Z**285003000029250+122
S**285002980029150+22

参考:日経平均株価CFD:29610

下は「28500」程度、高いところでは「30000」程度があると予想。

U太の予想は

わたしの予想は、以下のとおり。

MinMax平均値rank
先週の動き277892912829128※終値
U太(A) 289002981329356+228
U太(B) 291853003229608+480

まず、いつも通り<中期的なトレンド>をチェックする。

株価が下値を割ってもトレンドが下値を割らず、トレンドラインのGC(紫が黄緑を上抜け)、トレンドラインのMAの傾きがフラットから「+」になりつつある。ポジティブな感じだ。

一足早い半日足で確認すると、

トレンドラインが、二本とも赤線を上回ってきている。

ゆえに、中期的なトレンドは「↑」としていいだろう。



では、短期的な高値はどのあたりになるのだろうか。

わたしが上値を探るために使うテクニカルだが、

大きく上がった場合でも、太い紺のラインが高値になっていることがわかる。

この線は日々上昇するのだが、

日足ベース:29650~29810、半日足ベース:29830~30050 となる。

ざっくり、「29650~30050」としておけばいいだろう。

バンドウォークが終わるパターンは

バンドウォークが終わるパターンだが、

当たり前だが、まず、2σ以上を維持できなくなり、2σを割る。

その後、数日1~2σに滞留し(株価は上値を切り上げることがある)、通常だと5MA、1σを割り、さらに、20MAも割り<押し目>を作る。これだけ上げると、短期的には利確の動きが出るので、当然のことだ。

通常より強い場合は、 5MA、1σにからんで横這いし、バンドが収縮したところで撥ね、新たに上に向かう。

今回のパターンがどちらなのか、見極める必要がある。

※わたしは、中心線を「20MA」にしている。

まとめ

全部の予想をまとめると、以下のようになる。

MinMax平均値rank
先週の動き277892912829128※終値
Z**285003000029250+122
S**285002980029150+22
U太(A) 28900 2981329356+228
U太(B)291853003229608+480

参考:日経平均株価CFD:29610

今回の相場は、バンドウォークのケース・スタディになる。通常のバンドウォークなのか、通常より強いバンドウォークなのか正確に見極め、正しく利確、損切りをするべきだ。

前回までのデータ(n=25)によると、

わたしの予想は、平均で「349(+15)」のズレがある。一方、週ごとに最も当たった比較サイトを選択した予想は、「404(+18)」だ。その差は「55(+3)」。まだ、わたしの予想が勝っている。

※トータル(最小、最大、平均値)のズレを数値化したもの。

以上は、わたしの個人的な考えにすぎない。また、投資を推奨するものでもない。

投資は自己の責任において行ってください。