予想の結果は
先週の予想の結果から確認しよう。
※主要なサイトとの比較。予想レンジの平均値で比べる。
Min | Max | 平均値 | 差 | rank | |
先週の動き | 27789 | 29128 | 28400 | ||
Z** | 27250 | 27950 | 27600 | -800 | 3 |
S** | 27200 | 28000 | 27600 | -800 | 3 |
U太(A) | 27274 | 27969 | 27621 | -779 | 2 |
U太(B) | 27349 | 28130 | 27739 | -661 | 1 |
先週に続き、平均値ベースではすべて外している。
※「500」以上外れると予想としては役に立たないので、<はずれ>とする。
前回は、1)中期的なトレンドは↓のままだが、トレンドを表す両線がフラットな状態になっており、これまでとは模様が変わってきている、2)半日足のトレンドから、株価は上に行きたがっているように見える、3)裁定の需給がよくないので、「ここからどんどん上げることができるのだろうか?」と疑問を呈した。
結論として、「もう一段上に行き、そこで(需給が改善するまで)もみ合うか、そこから下げるのではないか」、「需給の改善がないと、継続して上げることはむずかしいと思う」とした。
また、「出来高にも注意する必要がある」とした。
実際の株価の動きは
実際の動きは、
月)+148、火)+300、水)+361、木)+92、金)+585 合計: +1487 となった。
政局という日本固有の材料が株価に影響し、バンドウォークに発展して爆上げしたわけだが、この上げを事前に予想することは不可能だ。始まってからでないと、わからない類の動きである。
※気付くのが早い・遅いはある。
需給が重しになるのでは、という懸念がどうだったかと言うと、

最新の9月1日のデータでは、(値は低くないが)取り組みが劇的に改善している。
前回は、ピークを付けた後、株価は素直に下がったが、今回は逆行しているように見える。
※バンドウォークするときは、こんな感じになるのだろうか?
先週できたことは、火曜日の大陽線で下げの拒否を明確にしたため(この時の出来高の確認がとても大事)、その時点でバンドウォークのシナリオを想定することだ。そして、買えなくても逆張りの売りを入れないことだ。
強いトレンドに逆らってしまうと、コツコツ貯めた利益を一気に吹き飛ばすことになる。

大陽線が出た場合は、「上へのコンセンサスではないか」と考えることが大事だよ。その際は、1)出来高、2)大陽線が出た位置・その時のトレンド、をチェックしたい。
比較サイトの予想は
主要な比較サイトの「日経平均株価」の今週の予想は、以下の通り。
Min | Max | 平均値 | 差 | rank | |
先週の動き | 27789 | 29128 | 29128 | ※終値 | |
Z** | 28500 | 30000 | 29250 | +122 | |
S** | 28500 | 29800 | 29150 | +22 |
参考:日経平均株価CFD:29610
下は「28500」程度、高いところでは「30000」程度があると予想。
U太の予想は
わたしの予想は、以下のとおり。
Min | Max | 平均値 | 差 | rank | |
先週の動き | 27789 | 29128 | 29128 | ※終値 | |
U太(A) | 28900 | 29813 | 29356 | +228 | |
U太(B) | 29185 | 30032 | 29608 | +480 |
まず、いつも通り<中期的なトレンド>をチェックする。

株価が下値を割ってもトレンドが下値を割らず、トレンドラインのGC(紫が黄緑を上抜け)、トレンドラインのMAの傾きがフラットから「+」になりつつある。ポジティブな感じだ。
一足早い半日足で確認すると、

トレンドラインが、二本とも赤線を上回ってきている。
ゆえに、中期的なトレンドは「↑」としていいだろう。
では、短期的な高値はどのあたりになるのだろうか。

わたしが上値を探るために使うテクニカルだが、
大きく上がった場合でも、太い紺のラインが高値になっていることがわかる。
この線は日々上昇するのだが、
日足ベース:29650~29810、半日足ベース:29830~30050 となる。
ざっくり、「29650~30050」としておけばいいだろう。
バンドウォークが終わるパターンは
バンドウォークが終わるパターンだが、
当たり前だが、まず、2σ以上を維持できなくなり、2σを割る。
その後、数日1~2σに滞留し(株価は上値を切り上げることがある)、通常だと5MA、1σを割り、さらに、20MAも割り<押し目>を作る。これだけ上げると、短期的には利確の動きが出るので、当然のことだ。
通常より強い場合は、 5MA、1σにからんで横這いし、バンドが収縮したところで撥ね、新たに上に向かう。
今回のパターンがどちらなのか、見極める必要がある。
※わたしは、中心線を「20MA」にしている。
まとめ
全部の予想をまとめると、以下のようになる。
Min | Max | 平均値 | 差 | rank | |
先週の動き | 27789 | 29128 | 29128 | ※終値 | |
Z** | 28500 | 30000 | 29250 | +122 | |
S** | 28500 | 29800 | 29150 | +22 | |
U太(A) | 28900 | 29813 | 29356 | +228 | |
U太(B) | 29185 | 30032 | 29608 | +480 |
参考:日経平均株価CFD:29610
今回の相場は、バンドウォークのケース・スタディになる。通常のバンドウォークなのか、通常より強いバンドウォークなのか正確に見極め、正しく利確、損切りをするべきだ。
前回までのデータ(n=25)によると、
わたしの予想は、平均で「349(+15)」のズレがある。一方、週ごとに最も当たった比較サイトを選択した予想は、「404(+18)」だ。その差は「55(+3)」。まだ、わたしの予想が勝っている。
※トータル(最小、最大、平均値)のズレを数値化したもの。
以上は、わたしの個人的な考えにすぎない。また、投資を推奨するものでもない。
投資は自己の責任において行ってください。