日経平均+PER水準
日経平均株価の日足。2021年12月21日~2023年2月3日:

描画のラインは、上から
PER14、13.5、13、12.5、12.25、12(点線を除く)。
現在は、黄色のレンジの中にある。この間は、赤のレンジで指数自体、もしくは日経平均に連動する個別株を買えば「正解」であった。より慎重にするならば、赤のレンジの下半分で買えばよかった。
赤のレンジとは、PER「12~12.5」のレンジである。

中期的な底値を狙うやり方だと、買い場は3~4回/年、というところだね。
そのときは、株価の下落に伴い投資家心理が悪化し、ネガティブな材料に目が向き、気にするようになる。その心理に反して買えるかどうかが問題になるよ。
モデルによる予想は
自作のモデルの予想は、以下のとおり。

※緑線が予想。値を当てるものではなく、上下の動きを予想するもの。
前回の記事の段階では、目先に大きな下落が見えたので下落転換かな、と思ったが、そうではなかった。ただ、予想と実際の頂点にはズレが生じるので、予想よりも早く下落に転じることはある。
このモデルを使うときは、日々の上下変動よりも中期トレンドを確認した方がいい。
上値の目途は?
上値の目途だが、まずは現時点の黄色レンジの上限:27,983 ※PER13.0
下図はオリジナルのテクニカルだが、

※半日足
前回の記事で、日経平均株価は黄色線を意識する、ということを書いた。
この黄色線までの上昇、というのがひとつのシナリオだったが、黄色線を上抜けば、灰色の点線までの上昇が期待できる。モデルの予想と合わせて考えると、そのあたりまで行くのかもしれない。
現時点の灰色の点線は、「28,250」あたりになる。
現時点の上値目途をまとめると、
#1 | 27,983 | ※PER13.0 |
#2 | 28,250 | ※テクニカル(灰色線) |
参考:前回記事の上値目途:
#1 | 26,811 | ※PER12.5 | ☑ |
#2 | 27,600 | ※テクニカル(黄色線) | |
#3 | 27,883 | ※PER13.0 |
わたしの売買戦略は
先週は、ヘッジ売りを考えていた。
テクニカルでは、売ってもいいタイミングではあった。
だが、1)円高が一服した、2)高値圏の保ち合い⇒二段上げのための日柄調整をしている可能性があるのではないか、3)予想モデルが上昇を示唆している(上昇の初期段階である)、4)一部のテクニカルでは、まだ「上値余地あり」としている、ということから、ヘッジ売りは見送った。
ここからは、頂点らしいところでヘッジ売りを考える。
売り方にとって二段上げは曲者だ。この場合、一段目の上げでテクニカルが過熱し売りを示唆するので、売ってしまいがちになる。そうすると、二段目の上げで焼かれて頂点で売れなくなるのだ。

もちろん、二段上げと見せかけて上図の黄色線から下落するシナリオもある。未来のことは誰にもわからないから、様々なシナリオを想定して準備しておこう。
今週のイベント:
10日(金):マイナーSQ、決算発表ピーク日(573-610件)