日経平均+PER水準
日経平均株価の日足。2022年1月21日~2023年2月10日:

描画のラインは、上から
PER14、13.5、13、12.5、12(点線を除く)。
現在は、ほぼ黄色のレンジの中にある(10日は若干超えている)。中期的な安値で買いたい買い手としては、株価が赤のレンジに入るのを待つ、ということになる。休むも相場、ということだ。
※株価が黄色のレンジの上半分で推移しているので、強めの相場と解釈できる。
黄色のレンジ:PER「12.5~13」
赤色のレンジ:PER「12~12.5」

こういうジリジリした相場では、買えない期間が長くなるので、焦りが生じ買いたくなる(笑)。もし、買うのであれば、短期売買を前提にして(損切りを覚悟して)買うか、日経平均株価に連動しない個別株を買う、という選択になるね。
モデルによる予想は
自作のモデルの予想は、以下のとおり。

※緑線が予想。値を当てるものではなく、上下の動きを予想するもの。
予想に、ようやく今回の上昇の天井らしきものが見えてきた(まだ確定はしていない)。
今回は、予想よりも早めに上昇がはじまったことから、予想よりも先に天井を付ける可能性がある。さすがに頂点のズレまでは予想できない(笑)。とはいえ、まだしばらく騰がる余地はある。
このモデルを使うときは、日々の上下変動よりも中期トレンドを確認した方がいい。

今週一杯は、上昇トレンドを維持してもおかしくないね。
上値の目途は?
下図はオリジナルのテクニカルだが、

現在は、黄色線がらみで推移している。
今回の上昇では、(さらに上昇しても)黄色線の上の灰色線までだと考える。モデルの上昇日柄と合わせて考えても、それぐらいが妥当だと思う。もちろん、そこまで届かずに下落を開始する、ということもあり得る。さすがに、灰色線を越えて水色線まで上昇、というシナリオは描きにくい。
現時点の灰色の点線は、「28,280」あたりになる。
現時点の上値目途をまとめると、
#1 | 27,629 | ※PER13.0 | ☑ |
#2 | 28,280 | ※テクニカル(灰色線) |
参考:前回記事の上値目途:
#1 | 27,983 | ※PER13.0 |
#2 | 28,250 | ※テクニカル(灰色線) |
わたしの売買戦略は
先週はヘッジ売りを考えていたが、頂点との確信が持てず、ヘッジ売りは見送った。
そのかわり、日経平均株価と連動しない個別株を買った。だが、その株はジョーカーであり、その後すぐ出た決算では、減益・減配を発表し、株価は大幅に下落した。減配は予想していたが、減配幅が予想を超えていた。
決算またぎには、こういうリスクがある。
反省点だが、買う前に同業他社の先行決算をチェックすべきだったかな、と思う。

当然、こんなこともあるよね、ぐらいで、淡々と事実を受け入れればいい。今後の成長が見込める優良株であれば、大きく下がれば買い増すチャンスになる。長い目で見ると、一時的な決算のミスは、買い手にとりそう悪いことではないよ。
日経平均株価については、引き続きヘッジ売りを考える。
売りの最低条件としては、「PER13.0」を超える、ということだ。
超えた時点で売りを考えるが、超えたらすぐに売る、ということではない。ほかのテクニカルの状態を確認しつつ、売るかどうかの判断をすることになる。ショートの判断はより慎重にすべきだ。
※ショートはインカムゲインを生まないので、より慎重にすべきだ。
今週のイベント:
14日(火):CPI(US)
15日(水):小売売上高(US)
16日(木):フィラデルフィア連銀景況指数(US)